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CONCAVE SHOULDER vol.2

webinar2回目。最も重要な肩まわりの回です。単純に肩を反り上げるだけではなく、着心地よくするために、肩ぐせのゆとりを確保しながら肩先を作る方法です。

すでに1回目で作成した芯で肩の増芯として麻を使っていますが、この芯により立体的な形状を保てるようにしています。その芯に馴染むように表地をアイロンを使って整形していきます。肩ぐせのポイントを起点に、アームホールに向かって立体的なゆとりを作り出します。

肩パッド作りも大切です。肩先をせり上げるように作るだけではなく、前肩のゆとりを確保し、肩ぐせに合うように作ります。最後に芯に対し身頃が馴染むようにしつけで留めます。

この肩まわりの処理はジャケットづくりにおいて最も大切な部分です。今回はconcaveした特殊な肩ですが、スタンダードな肩でも肩ぐせに馴染むように作ることにより、着心地の良いジャケットになります。

このコロナ禍が落ち着いたら、CONCAVE SHOULDERのジャケット制作実践セミナーが開催できたら、と考えています。その時は奮ってご参加いただければ、と思います。

次回は完成して、モデルによる着用までお見せする予定です。どうぞご期待ください。

講習参加の皆さん、録画による閲覧は期限がございますのでご注意ください。また、Zoomによるオンライン中継は画質が制限されますが、録画についてはHD画質で閲覧できます。細部まで見やすい映像となっておりますので、是非期間中にご覧ください。