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袖付け前のAH処理

9月に入ってまるで梅雨のような雨が続きます。秋黴雨なんていうそうですが、一気に涼しくなってまいりました。少し間が空きましたが、8月最後の講習の様子をご紹介します。

今回は衿つけと袖付け前のAHの準備、そして裏地の準備です。その中でAHの準備について少しご説明します。前AH側は前腋点付近、後ろAH側は肩甲骨の高さ付近を写真のようにいせ込んでおきます。このことによって身頃のボリュームをより体に沿わせる効果があります。前AHのイセは胸のボリューム、後AHのイセは肩甲骨のボリュームです。この結果、AHは腕の付け根により立体的に近づいてきて、動かしやすく体に沿ったシルエットになります。

次回は裏地つけ、そして袖の準備に入って参ります。