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肩入れ

ジャケット作りで最も重要な箇所といって良いでしょう。今日は肩入れの様子をご紹介します。写真は反り上がった形状が特徴のconcave shoulderです。単に上に向かって反り上げるだけではなく、前肩の形状に合わせて立体的に成形します。そのためには特別な芯づくりをします。ダーツの取り方、芯の素材選びも通常の場合とは異なってきます。当然表地にも工夫が必要となってきます。パターンも重要ですが、アイロンワークで縫い目のないところにシルエットを作ります。そして最も難しいのは表地と芯を馴染ませる作業です。合わせが悪いと表地が余ってシワになったりしてしまいます。出来上がりの立体感を損なわないようにうまく作業する必要があります。

昨年webinarでconcave shoulderのジャケット作りをご紹介しました。いずれその動画を再編集し、本サイトを通じて購入できるようにしようと考えています。まだ具体的な予定は立っておりませんが、予定が決まり次第、本サイトでご案内いたします。

暑い日々が続きますが、皆様どうぞご自愛ください。