日に日に秋の気配が増していきますね。雲の模様も、虫の音も、少しずつ秋を感じます。
さて、今日は衿作りと衿つけの様子をご紹介します。地衿の八刺しを行って、パターン通り正確にカットし、くせ取りを行います。地衿は麻芯をバイアスに使います。着用者の首と肩の形状に合わせて適切な形状にします。
地衿の準備が終わったら、次は上衿。このくせ取りがなかなか大変です。端に横地の目を通すので、なかなか布地が動きにくいのです。なるべく余計な布地を残さず、ぎりぎりまでカットして、地衿になじむように時間をかけてくせをとっていきます。衿つけはミシンは使わず全て手縫いでおこないます。綺麗に馴染んでいるか確認して、仕上げます。