ジャケット講習の風景です。

肩入れ   

まだまだ気温は高いですが、朝夕は涼しく、また、午後の木漏れ日などには少し秋を感じるようになってまいりました。
ジャケット講習も前身頃が出来上がって、形が見えてきました。今日は脇縫い、肩入れを行いましたので、ご紹介します。

まずは脇縫いですが、縫った後にアイロンでしっかり割りつつ、後ろ身頃にシルエットを作り出します。

青のストライプの布地の方は肩をコンケーブさせたデザインです。上にボリュームを出すだけではなく前肩にもボリュームを持っていきます。背中のいせ分量は2cm強。縫う前のいせ込み、縫った後の前肩のくせ取りをしっかり行うことで、芯と表地が一体となり、美しいフォルムが浮かび上がります。

前端縫い   

身返しを据えて、前端を縫います。
その前に身返しポケットを作ったり、刺繍を入れたりするのですが。当方では、神田の刺繍屋さんで刺繍を入れてもらっています。「よ、刺繍屋」さん。凄腕の職人さんがあっという間に刺繍を入れてくれます。幾つか写真にてご紹介しますね。
ラペルの返り分量を適切にとるのはなかなか難しいものです。思った以上にゆとりを取っておかないと綺麗に返りません。布地にもよるので、なかなか数値化できるものでもありません。「良い加減」で布地と相談しながら分量を設定します。
ところで、話は変わりますが、「身返し」「見返し」論争。「見返し」を使うという意見をいただきました。一方ではテキスト等では「身返し」が多い、なんて意見もあります。パソコンで「みかえし」と打って変換すると「見返し」が出てきます。「見返り美人」なんて作品もありますし、「見返し」は一般的な用語な気がします。「身返し」は身頃の返しだから、なんて気もします。いったいどちらなんでしょう。ご意見ある方は是非ご一報お願いします。

なお、後ろ身頃のくせ取りの様子もご紹介します。ストライプの地の目をみてください。かなり変形させていることがわかると思います。次回は脇縫い、肩入れには入る予定です。

身返し作り   

台風による被害が心配な日々が続きます。被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。自然災害の続く昨今、どこに住んでいても気をつけねばなりませんね。東京も水害の多いところですし。備えが必要です。

さて、今回は身返しづくりです。パターンは作らずに前身頃に合せて設計し、裁断していきます。前身頃に対し、縦方向に十分なゆとりを取る必要があります。ゆとり分量は布地によって変わるので、何センチ、とはなかなか言いにくいですが、実際にピン留めして確認してみると分かりやすいです。
大まかな形が決まったらポケット作り。ジャケットの表のポケットは基本的には飾りですが、身返しポケットは実際に使用することが多いです。特に男性はよく使いますので、たくさんポケットを作ります。3つから4つあるいはもっとたくさん作ることもあります。今回は皆、玉縁仕様のポケットです。星留めの糸を何色にするか、悩みどころです。この後、裏地を留める飾りの糸も同じ糸を使います。

前端テープ、身返し   

いよいよ8月。ここに来て少し気温が落ち着いてきたというか、梅雨に戻ったような日が続きます。
前身頃にテープを据えて、出来上がりのシルエットが少し見えてきました。この次は身返し準備と、前端の縫製です。ところで、「身返し」は「見返し」という人もいますが、いったいどちらが正しいというか、元来はどちらだったのでしょう?

胸ポケット、腰ポケット   

暑い日が続きます。どうぞみなさま体調にはお気をつけください。

さて、今回はポケットを作成しました。ポケットはあくまで細部ですが、慣れないと作るのが厄介なところです。
作り方の手順はいろいろありますが、当方では、芯を据えた後に、芯を切り込んでポケットを作ります。そうすると薄く仕上げることができますし、袋布は芯の内側に配置されるので表のシルエットを邪魔しません。本でも解説していますが、詳しく知りたい方は是非講習を受講ください。